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子供はおこづかいをいくらもらってる?私たちが実際に行った子供がお金の使い方を学べるおこづかい制度を紹介!

子供はおこづかいをいくらもらってる?私たちが実際に行った子供がお金の使い方を学べるおこづかい制度を紹介!
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子供を持つ親が子供が成長するにつれて皆さん一度は考えることの一つとして、「おこづかいをどうするか」ということがあると思います。

私たち夫婦も長女が6歳の時にある事情からおこづかいをどうするかということを考えていろいろと調べました。

その結果、「おこづかい制度によって子供がお金の使い方を学べる」ことを知り、長女に対して実践しました。

今回は「子供におこづかいはいくらが適切?私たちが実際に行った子供がお金の使い方を学べるおこづかい制度を紹介!」と題しまして、私たちが長女に対して実際に行ったおこづかい制度を紹介して、その結果、どのような成果があったのかを紹介します。

 

私たち夫婦がおこづかい制度を考えるようになったきっかけ

我が家でおこづかい制度を始めたきっかけを説明します。

当時6歳になったころの長女は妻とスーパーマーケットに買い物に行ったりした時にお菓子や小さいおもちゃなどを買ってくれと妻にせがむ毎日でした。

スーパーで売っているお菓子やおもちゃはそんなに高い物ではないので、妻は買ってあげることもありましたが、毎回買ってあげるわけにはいかず、長女にねだられると妻は困ったり、イライラしたりしていました。

そんな状態をどうしたらいいかと妻から私は相談を受けました。

私は、おこづかいを長女にあげてその中で自分の買いたいお菓子とかおもちゃを買ったらいいのではないかと思ったのですが、おこづかいの金額や方法はどういうのが適切なのか全くわからない状態だったので、調べることにしました。

これが私たち夫婦がおこづかい制度を考えるようになったきっかけです。

 

子供はおこづかいを平均でいくらもらってる?

金融広報中央委員会が2015年に「子どものくらしとお金に関する調査」という調査を行っています。

わたしが長女のおこづかいを検討していたのは2008年ごろなので、その当時のデータではありませんが、上記の調査は最近のもので、これから子供のおこづかいを考えている人には参考になると思います。

この調査の結果をみると、子供たちのおこづかいの平均値などがわかります。

まず、この調査によるとおこづかいをもらっている子供の割合は、小学生は約73%、中学生は約83%、高校生は約81%(出典:前述の調査)でした。

私の友達の話などを聞いているとこの数値は「そのくらいの割合はおこづかいをもらっているだろうな」と思える数値です。

次におこづかいの金額の調査を紹介します。

 

小学生のおこづかい金額

まず、小学生のおこづかいのもらい方についての調査結果です。

月1回 ときどき 週1回 毎日 ()日に1回 無回答
小学校低学年 13.4% 57.3% 9.3% 4.2% 1.9% 13.9%
小学校中学年 32.1% 47.8% 7.0% 1.9% 1.6% 9.0%
小学校高学年 45.0% 38.3% 5.9% 1.4% 1.6% 7.7%

※出典:金融広報中央委員会「第3回子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)

この結果を見ると学年が上がるにつれて”月1回”の割合が増えて、”ときどき”の割合が減っていくことがわかります。

次に同調査から”月1回”渡す派のおこづかいの金額を示します。

最頻値 最も多い金額帯 次に多い金額帯 平均値 中央値
小学校低学年 500円 500円~700円 100円~200円 1,004円 500円
小学校中学年 500円 500円~700円 1,000円~1,500円 864円 500円
小学校高学年 500円 500円~700円 1,000円~1,500円 1,085円 1,000円

※出典:金融広報中央委員会「第3回子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)

※最頻値は最も多く回答された値。中央値は回答金額を多い順に並べた時に中位(真ん中)に位置する値。

さらに同調査から”ときどき”渡す派のおこづかいの金額を示します。

最頻値 最も多い金額帯 次に多い金額帯 平均値 中央値
小学校低学年 100円 100円~200円 100円未満 1,004円 163円
小学校中学年 100円 100円~200円 500円~700円 923円 300円
小学校高学年 1000円 1,000円~1,500円 500円~700円 1,246円 500円

※出典:金融広報中央委員会「第3回子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)

※最頻値は最も多く回答された値。中央値は回答金額を多い順に並べた時に中位(真ん中)に位置する値。

この2つの表を見ると、最も多い回答(最頻値)は”月に1回”もらう場合で500円、”ときどき”もらう場合で低学年と中学年で100円、高学年で1000円となっています。

平均値が最頻値と中央値よりも高くなっているのは高額のおこづかいをもらっている人が割合としては少なくても平均値を押し上げているのかもしれないと思いました。

月に500円ぐらいが小学生の平均的なおこづかいの金額のようです。

 

中学生のおこづかい金額

同調査から中学生のおこづかい金額は以下の表のようになります。

1か月のおこづかいの平均値は2,536円で、最頻値は1,000円です。

表:中学生のおこづかい金額

金額 1,000円未満 1,000~2,000円未満 2,000~3,000円未満 3,000~4,000円未満 4,000~5,000円未満 5,000円円以上 無回答
割合 6.6% 32.0% 20.5% 17.5% 2.8% 9.4% 11.2%

 

最頻値 平均値 中央値
1,000円 2,536円 2,000円

※出典:金融広報中央委員会「第3回子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)

※最頻値は最も多く回答された値。中央値は回答金額を多い順に並べた時に中位(真ん中)に位置する値。

中学生の調査は小学生の調査に比べて金額が細かく設定されています。

最頻値、平均値、中央値を見ると月に2,000円ぐらいが中学生の平均的なおこづかいの金額のようです。

 

高校生のおこづかい金額

同調査から高校生のおこづかい金額は以下の表のようになります。

1か月のおこづかいの平均値は5,114円で、最頻値は5,000円です。

表:中学生のおこづかい金額

金額 3,000円未満 3,000~4,000円未満 4,000~5,000円未満 5,000~7,000円未満 7,000~10,000円未満 10,000~15,000円未満 15,000円以上 無回答
割合 14.5% 19.1% 5.6% 38.8% 3.3% 7.0% 2.1% 9.5%

 

最頻値 平均値 中央値
5,000円 5,114円 5,000円

※出典:金融広報中央委員会「第3回子どものくらしとお金に関する調査」(2015年)

※最頻値は最も多く回答された値。中央値は回答金額を多い順に並べた時に中位(真ん中)に位置する値。

高校生の調査も中学生と同様に小学生の調査に比べて金額が細かく設定されています。

最頻値、平均値、中央値を見ると月に5,000円ぐらいが中学生の平均的なおこづかいの金額のようです。

 

私たちが実際に行った子供がお金の使い方を学べるおこづかい制度を紹介!

長女のおこづかいをどうしようかといろいろと調べた結果、これだという本を見つけました。

それが、岩下圭子著「かしこい子どもを育てるおこづかいトレーニング」です。

岩下さんはFP(ファイナンシャルプランナー)で、3人の子育てをしていました。

岩下さんはFPとして大人の人生設計の相談などに携わってきた経験から、大人がお金の稼ぎ方はそれなりに興味を持って知識を得たりしてきた人が多いのに対して、自分のお金の使い方はあまり勉強していなかったり、どう使えばいいかを意識していない人が多いことに気づきました。

ひどい場合だと、年収は結構高いのに支出が多くて家計がうまく回っていない人がいたり、貯金が全然ない人もいたそうです。

そんな現状を見て、岩下さんは子供に「お金の使い方の教育」をすることの重要性を認識して、自分の子供におこづかい制度を通じて「お金の使い方の教育」をすることにしました。

そして、岩下さんが実際に自分の子供に実践したおこづかい制度とお金の教育の方法が、この本に書かれていました。

岩下さんの本に書かれていたおこづかい制度の一番の目的は、計画性をもってお金を使えるようになるということです。

お金は「必要なもの」を買う時に使う場合と、「欲しいもの」を買う時に使う場合があり、「欲しいもの」ばかり先に買ってしまうと「必要なもの」を買うお金がなくなってしまうので、計画性をもってお金を使えるようになることがじゅうようなのです。

さらに将来のために貯金ができるようになることも大きな目的です。

私たち夫婦はこの本に書かれていたことを元に自分たちの家庭の状況に合わせてルールを微調整して長女が6歳の時におこづかい制度を始めました。

私たちは10年以上長女におこづかい制度を実践してみた結果、やって良かったと思っています。

では私たち夫婦が具体的にどのようなおこづかい制度を長女に対して実践したのかを紹介します。

 

ルール1:おこづかいの金額はひと月に400円×年齢

おこづかいの金額はひと月に400円×年齢の金額です。

6歳の長女の場合400円×6=2400円です。

多いと思いませんか?

私もこれを最初に本で読んだ時には多いと思いましたが、他のルールも含めて考えるとこれはすべてが子供が欲しいものが自由に使えるお金ではないので、そんなに多くはないです。

詳しくは次のルールで説明します。

 

ルール2:子供はおこづかいで「欲しいもの」だけでなく自分に「必要なもの」も買わなければならない

子供は鉛筆やノートなどの学校で使うものや、自分が着る洋服なども自分のおこづかいから買わなくてはなりません。

我が家のルールでは鉛筆やノートは全額おこづかいから払いますが、服は半額を親が支払い、長女も半額をおこづかいから支払います。

学校の備品を買う時、例えば絵の具のセットを買う時は、長女が半額をおこづかいから支払います。

靴と上履きは年に1回は親が買ってあげるけれども2回目は自分のおこづかいから買います。

何をおこづかいから全額払うのか、半額払うのかは大まかにルールを決めておいて、事前に検討していなくて当てはまらないものを買う時はその都度どうするか決めていきます。

このおこづかい制度だと、400円×年齢の金額でも親の金銭的負担がすごく増えるわけでもなく、「必要なもの」をおこづかいから買う必要があるので、子供が大金を持ってなんでも「欲しいもの」を買ってしまうこともありません。

特に長女の場合、おこづかい制度を初めてまもなく小学校入学というお金のかかるイベントがあったので、文房具や学校で必要な道具をおこづかいを使って買いそろえる必要がありました。

そして、このルールによってお金の使い道には「必要なもの」と「欲しいもの」の2つがあり、計画的に使わなければならないことを実際に学ぶことができます。

 

ルール3:おこづかいの10%を月初めに毎月貯金する

毎月の収入から貯金を少しづつしていくことの大切さを知るために、おこづかいの10%を月初めに毎月貯金するということをルールとして定めています。

おこづかいは毎月1日に渡すのですが、収入があった月初めに何か買い物をする前に月々おこづかいの10%を貯金することで、将来のためのお金をまず貯金することを学ぶことができます。

月末に余ったお金を貯めるという方法もありますが、それでは実際には先に使ってしまうことが多く、なかなか貯まりません。

使う前に先に貯金するという習慣をつけるためにこのルールがあります。

 

ルール4:おこづかい帳を書く

おこづかい帳は収入や支出があった時には必ず書くというのがルールです。

もし、おこづかい帳を書いていなければ次の月のおこづかいはあげないというルールも作りました。

おこづかい帳の書き方は支出を「必要なもの」と「欲しいもの」に分類して書くようにしました。

これにより自分が「必要なもの」と「欲しいもの」のどちらを買ったのかを明確に意識できるようにしました。

 

実践したおこづかい制度の効果

6歳でおこづかい制度を始めた長女は現在高校生3年生になっています。

おこづかい制度を始めて10年以上が経過しましたが、その間に実際にどのような効果があったのかを紹介します。

 

スーパーで妻と長女の言い争いがなくなった

おこづかい制度の導入のそもそものきっかけはスーパーなどに買い物に行くと長女がお菓子やおもちゃを買ってほしいと妻にしつこくねだるのを何とかしたいということでした。

おこづかい制度を導入してからは、妻は「自分の欲しいものはおこづかいで買ってね」と長女に言うだけで済むようになりました。

時には長女がおこづかいを使い切ってしまい、何も買うことができないこともありましたが、その時は長女は我慢するしかなかったですし、本人もしょうがないと思ったようです。

妻にとっては買い物に行ったときに長女からおねだりをされることがくなり、妻は「買い物の時にストレスがなくなった」と喜んでいました。

 

お金の使い方に計画性がついた

長女はおこづかい制度を始めてから「来月のおこづかいで何を買おうか?」ということを事前に考えるようになりました。

長女が何を買うかを考えるのは主に「欲しいもの」で「必要なもの」のことは当初はあまり考えていませんでしたが、それでも「あれはいくらで買える」とか、「これを買ったら後いくら残る」ということを事前に考えるとワクワクするようで、長女は自分で買いたいものを紙に書き出したりしていました。

学校で必要な道具を急に買わなくてはいけないことがあったりして計画通りいかないこともありましたが、こういったことが良い経験として長女の中に蓄積されていったと思います。

経験を積んでくると長女は「必要なもの」を来月買わなくてはならない状況になるというのを予測できるようになってきました。

このようにおこづかい制度で長女はお金の使い方で「必要なもの」と「欲しいもの」を区別して計画性をもってお金を使えるようになりました。

 

計算力がついた

おこづかい制度を始めるとき、長女は自分で好きなものが買えるという点におこづかい制度の魅力を感じて、おこづかい制度を始めることとルールを守ることに同意してくれました。

そして、お金を渡して、おこづかい帳に収入として記載して、おこづかい制度が始まりました。

最初の数か月は、買い物をしておこづかいを使った後におこづかい帳にその金額を記入する時には私が一緒について書き方を指導しました。

おこづかい制度を始める時点で長女は6歳でひらがなは書けるようになっていました。(カタカナはすぐ書けないものもありました)

計算は8+7のような一桁の足し算はできていましたが、1000円ー110円のような二けた以上の足し算、引き算はできない状態でした。

6歳の時の1か月のおこづかいは2400円なので、4桁の足し算引き算ができないとおこづかい帳が書けません。

そこで私が長女に小学校2年生で習う、ひっ算を教えました。

4桁のひっ算は小学校2年生で勉強する内容で、長女ができるようになるか不安でしたが、私が丁寧に教えるとひっ算で4桁の足し算、引き算ができるようになりました。

計算が上手くできるようになった理由はおそらく、長女自身がおこづかいを使いたいという気持ちが強くて、その条件であるおこづかい帳をつけることにとても意欲をもって取り組んでくれたからだと思います。

そして、長女は小学校入学前に小学2年生のひっ算をできるようになったので、小学1年生になって小学校に入った時には学校の算数の授業に全く問題なくついていけました。

更に長女の計算能力の向上を示す思い出があります。

長女が小学1年生の5月のことです。

夜、眠るために長女と私は和室に敷いた布団に川の字になって横になりました。

これから寝るという時に長女が「お父さん、私が10歳になったら、ひと月のおこづかいは4000円になるの?」と聞いてきました。

私は「そうだよ。じゃあ17歳の時にはひと月のおこづかいはいくらになるかな?」と質問してみました。

長女は横になって天井を見て寝ている状態だったので、紙に書いて計算することはできない状態でしたが、20秒ぐらい考えた後に「6800円?」と答えました。

私は「正解!」と驚いて答えました。

私はまさか、長女が暗算で答えを出せるとは思わなかったので、嬉しくて顔がにやけて「おやすみ」と言ったのを覚えています。

長女がどのように暗算をしたのか聞いておけばよかったと後になって思いましたが、その時は「計算力が上がったのはおこづかい制度の思わぬ成果だ」と思いました。

おこづかい制度が計算力の向上につながるとは思っていなかったので、とても驚きでした。

その後も長女は算数、数学を苦手にならずに成長し、中学3年の数学の評価は5でした。

 

自主性を育むことができた

小学校5年生の時に長女は自分の部屋が欲しいと言い始めました。

私の家は築40年以上の古い一軒家で、物置のようにしていた部屋が一つあり、長女はその部屋を自分の部屋にしたいと言い始めました。

私は「あの部屋を君の部屋したら、そこにあった荷物や家具をどこに置くのかを考えなければならない。だからその計画書を提出しなさい」と要求しました。

長女は3ヶ月かけて私から何度かダメ出しをもらいながら計画書を提出しました。

長女には具体的にタンスは寸法を測って、あの部屋のこの部分に移動できるとか、この荷物はあの部屋の押し入れに入れることができるといった計画を立ててもらいました。

そして、荷物の移動が終わって長女が念願の自分の部屋を手に入れた後に、長女は壁紙を変えたいと思いました。

長女は部屋の寸法を測り、ネットで壁紙を検索して値段を調べて、これなら自分のおこづかいで買うことができるという壁紙を通販で注文して、自分で壁紙を壁に張りました。

壁紙の仕上がりはプロの仕事に比べればあまりきれいな仕上がりとは言えませんでしたが、本人はとても満足していました。

おこづかい制度によって自分のお金で欲しいものを買うことができることで、自主的に計画を立てて物事を実行することができるようになったと思います。

おこづかいが使えることで自分が自由にできることの可能性が広がり、自主性が育まれたと思います。

 

まとめ

さて、「子供におこづかいはいくらが適切?私たちが実際に行った子供がお金の使い方を学べるおこづかい制度を紹介!」はいかがでしたか?

このおこづかい制度によって長女はお金の使い方で「必要なもの」と「欲しいもの」を区別して計画性をもってお金を使えるようになりました。

さらに自主性がを育むことができ、小学校に入る前に計算力が高まり、小学校の授業に問題なく参加することができました。

先にお金を使いすぎて月末に必要なものが買えないといった経験をすることで、その後に計画性をもってお金を使えるようになってきたと思います。

子供におこづかいをいくら与えたらいいのと迷っている人の参考になれば幸いです。